WLFI、独自のデビットカードと決済・取引アプリをローンチ計画
トランプ一族が支援するDeFi(分散型金融)プロジェクト、ワールド・リバティ・フィナンシャル(WLFI)のザック・フォークマン氏は23日、WLFIが独自のデビットカードとリテール・アプリを近日中にローンチする予定だと述べた。
韓国で開催されたコリア・ブロックチェーン・ウィークに登壇した際の発言だ。ユーザーはステーブルコインUSD1とワールド・リバティ・フィナンシャルのアプリをApple Payと連携させることができるようになる。
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デビットカードは、WLFIが近日公開する予定のリテール・アプリと一緒に使うことができるものになる見込みだ。
フォークマン氏によると、このアプリは送金アプリ「Venmo」と取引アプリ「ロビンフッド」を組み合わせたようなものであり、従来型のピアツーピア決済機能と取引要素を提供する予定だ。
デビットカードとアプリというどちらの製品も、仮想通貨決済の普及を目指すものとなる。その他に、フォークマン氏はWLFIが独自のブロックチェーンを立ち上げることは決してないとして、次のように話した。
WLFIの事業は数か月や数年ではなく数十年という単位で捉え、持続力のある製品をどのように構築できるかを考えているとも続けている。
WLFIは独自仮想通貨「WLFI」のプリセールを3月に完了。9月2日に、バイナンス、コインベース、アップビットなどの主要な仮想通貨取引所で取引を開始した。現在のところ、上場時からは約36%下落し、0.2ドル付近で推移している。
先日、WLFIのコミュニティは、ガバナンス投票で、トークンを買い戻してバーン(焼却)することを正式に承認。WLFIトークンの流通供給量を恒久的に減少させる仕組みだ。
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WLFIは22日、韓国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所Bithumb(ビッサム)との戦略的業務協約を締結した。
提携により、世界的なDeFiの成長を促進し、新たなビジネス機会の開拓や投資家の信頼強化などを目指す。ビッサムのイ・ジェウォンCEOは、次のようにコメントした。
ビッサムは、グローバル展開を推進するため、ステーブルコイン発行会社サークルとも戦略的提携を協議しているところだ。
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