オンチェーン分析プラットフォームのSantimentは27日、ビットコイン( BTC )が6万8,100ドルまで下落する局面においても、大口投資家による積極的な買い集めが継続していると報告した。市場が短期的な調整を見せる中、いわゆる「スマートマネー」の動向が注目を集めている。
サンチメントのデータによると、10〜1万BTCを保有するウォレット群(クジラおよびシャーク層)は過去1カ月間で合計61,568BTCを新たに取得し、保有量は0.45%増加した。価格の軟調局面を買い場として捉える動きとみられ、長期的な上昇トレンドへの期待感が背景にあると分析される。
一方、Santimentは懸念材料も指摘している。0.01BTC未満の小口ウォレット群も同期間で保有量を0.42%増加させており、蓄積ペースがほぼクジラ層と拮抗している状態だ。
過去のデータでは、大口が買い集める一方で小口が売却に転じる局面が、強気相場の開始シグナルとして機能してきた。現状はその条件を満たしていない。
同社はこのパターンの信頼性を高く評価しており、「大口が蓄積し、小口が売却する」という構図が形成された際に、現在のレンジ相場が上方向に抜ける可能性が高いと見ている。マクロ経済の不透明感や地政学リスクも依然として市場の重石となっており、明確なブレイクアウトにはもうひとつのトリガーが必要な状況だと指摘。
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