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NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に

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米半導体大手エヌビディアは19日、2026会計年度第3四半期(8月〜10月期)の決算を発表した。売上高は570億1,000万ドル(約8兆8,000億円)となり、市場予想の549億2,000万ドル(約8兆4,800億円)を大きく上回った。前年同期比では62%増という驚異的な成長を記録した。

この好決算を受けて、仮想通貨マイニング企業やAIデータセンター関連企業の株価が大きく上昇した。サイファー・マイニング(Cipher Mining)は時間外取引で13%以上値を上げ、アイレン(IREN)は約10%高となった。

このほか、ビットファームズ(Bitfarms)、テラウルフ(TeraWulf)、クリーンスパーク(CleanSpark)なども上昇し、時価総額最大のマラ・ホールディングス(MARA Holdings)は4%上昇した。

これらの企業は元々ビットコインマイニングに使用していた電力インフラやデータセンターをAI用途に転用しており、エヌビディアのAIチップ需要拡大の恩恵を受ける立場にある。

専門家は、AI開発において電力供給が重要なボトルネックとなっており、既存の大規模電力設備を保有するこれらの企業に投資家の注目が集まっていると指摘している。

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エヌビディアの決算発表後、仮想通貨市場も回復の動きを見せた。ビットコインは一時9万1,000ドル(約1,400万円)付近まで値を戻し、日中の安値8万9,000ドル台から反発した。

イーサリアムも2,900ドル台から3,000ドル台に回復し、ソラナやXRPなどの主要アルトコインも揃って上昇に転じた。

米国株式市場では、エヌビディアの株価が時間外取引で約4%上昇したほか、半導体関連を中心とした科技株が買われた。S&P500指数は約0.4%上昇、ハイテク株中心のナスダック総合指数は約0.6%上昇して取引を終えた。

ただし、仮想通貨市場は11月全体では調整局面が続いており、ビットコインは10月の史上最高値から約30%下落した水準で推移している。市場関係者は、エヌビディアの好決算がリスク資産全体の売り圧力を和らげる一因になったとの見方を示している。

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