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大口投資家が4億ドル超のビットコインショート、市場は冷静な反応

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暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン( BTC )は前日比-0.24%の1BTC=121,433ドルに。

ビットコインは123,000ドル付近で何度も反落した後、121,000ドルの水準維持に苦戦している。

直近のローソク足は1週間続いた上昇の後に緩やかな売り圧力が生じていることを示唆している。相対力指数は約58と、勢いの鈍化を示しているものの、売られ過ぎの領域には至っていない。

クジラ(大口投資家)が過去数ヶ月間で最大規模となるショートポジションを構築したことが、Arkham Intelligenceのオンチェーンデータで明らかになった。

このトレーダーは、大手DEX(分散型取引所)Hyperliquidに8,000万ドル相当のステーブルコイン「USDC」を預け入れ、5倍以上のレバレッジを効かせて総額4億2000万ドル(640億円相当)のエクスポージャーを抱えたと見られる。

さらに、中央集権型取引所のバイナンスにも5,000万ドルを送金しており、同様のショートポジションを持つ可能性が示唆されている。

このタイミングは市場関係者の警戒感を呼び起こした。ビットコインは1週間にわたる上昇局面にあり、現物ETFへの資金流入も継続していたためだ。Arkham Intelligenceは、この動きを市場に対する“大きな賭け”と位置づけ、価格の勢いが弱まれば大規模な投げ売りが発生する可能性があると指摘している。

一方、デリバティブ市場のデータは、複雑な様相を呈している。

Coinglassによれば、9日時点でビットコインのOI(未決済建玉)資金調達率はプラス圏を維持しており、ロングポジションが依然として市場を支配していることを示している。

過去24時間でのロングポジションのロスカット(強制清算)額は1億2100万ドルに達した一方、ショートポジションの清算額は6300万ドルにとどまった。これは一部のレバレッジロングが解消されつつあるものの、市場全体のセンチメントが決定的に弱気に転じていないことを意味している。

さらに、機関投資家からの需要は堅調だ。SosoValueのデータによると、ビットコイン現物ETFには8日連続で資金が流入しており、時折のボラティリティ上昇にもかかわらず市場の信頼感は安定している。

市場参加者は現時点で、このクジラの動きを大規模な売り圧力の始まりではなく、戦術的なポジショニングと捉えている可能性がある。

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