リップル、ステーブルコインRLUSDの準備金管理でBNYメロン採用
リップルは7月9日、企業向けステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」の準備金管理において、大手金融サービス企業のBNYメロンを主要保管業者として選定したと発表した。両社は従来の金融システムと仮想通貨の橋渡し役として、機関投資家レベルでのデジタル資産普及を共同で推進する。
RLUSDはニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の信託会社認可を受けて発行される企業向けステーブルコインだ。個人向けではなく企業利用を想定し、特に国際送金の速度向上とコスト削減を目的として設計されている。
BNYメロンは豊富な仮想通貨保管実績を活かし、RLUSDの準備金管理を担当する。リップルのステーブルコイン部門SVPジャック・マクドナルド氏は「RLUSDは企業グレードの金融用途向けに開発された市場の重要なギャップを埋めるステーブルコイン」と述べた。
RLUSDは1対1の米ドル裏付けに加え、厳格な準備金管理と資産分離を実装している。第三者監査と明確な償還権により、機関投資家と規制当局の高い期待に応える設計となっている。
今週、RLUSDの流通量は5億ドルを突破した。2600億ドル規模のステーブルコイン市場において、規制当局の支持と機関投資家の採用拡大が進んでいることを示している。
関連: スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
関連: リップルのステーブルコイン「RLUSD」× 機関投資家向け戦略SBIとの協業も
日本国内の仮想通貨取引所が急成長、SBIVCの顧客預かり資産が8ヶ月で2.5倍の5000億円に
SBI VCトレードが預かり資産5,000億円突破を発表した。DMM Bitcoinの顧客移管のほか、仮想通貨の価格上昇、トランプ政権期待による新規参入が成長を牽引。わずか8か月で2.5倍の急拡大を実...
懐疑派ウォーレン議員、トランプ政権批判で仮想通貨市場規制強化案を提案 ガーリングハウスCEOの証言にも注目
米上院のウォーレン議員が仮想通貨市場規制に向けた5つの原則を発表した。証券法の維持、投資家保護、金融システム安定性確保などを重視し、共和党によるイノベーションを重視した指針とは対照的な内容となっている...
エミレーツ航空が仮想通貨決済導入へ、来年から利用開始予定
エミレーツ航空が取引所クリプトドットコムと提携し、仮想通貨決済システムの統合を発表。来年の導入を目指し、顧客の支払い選択肢を拡大する。...