フランスのIoT半導体ソリューション企業シークアンス・コミュニケーションズ(Sequans Communications、NYSE:SQNS)は28日、デジタル資産の財務戦略を継続しないことを公表した。
これから徐々に保有分を売却していくと説明。同日時点で、同社は暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を約658BTC(本記事執筆時点のレートで77億円相当)保有していると述べている。
今回シークアンスがメインで発表した内容は、2025年7月に発行した転換社債の償還を完了したことである。
Xでは、これでバランスシートが強化されたり、資本構成が簡素化されたりしたと説明。今後は、IoT半導体事業の拡大に特化していくと述べている。
同社は発表で、この償還の財源には保有ビットコインの一部を売って得た売却益を使ったと説明。その後に残ったのが658BTCである。
このビットコインについて同社は、全て担保として拘束されていないと説明した。
シークアンスがビットコイン財務戦略の開始を発表したのは2025年6月。この時は、ビットコインを最高級の資産とみなし、この財務戦略は魅力的な長期投資であると述べていた。
しかし、その後は徐々にビットコインを売却していることがすでに明らかになっている。今月には、2026年1Q(1〜3月)の速報決算を発表しており、この期間に625BTCを売却したことなどがわかっていた。
上場企業などによる仮想通貨財務戦略はビットコインから始まり、その後はアルトコインにまで拡大したが、最近は仮想通貨相場の低迷などによって保有銘柄を売却する企業も出てきている。