ブロックチェーン分析プラットフォームのサンチメント(Santiment)は15日、イーサリアム( ETH )の小口保有者による売却が急加速していると報告した。0.01ETH以下のウォレットが過去2日間で合計1,791ETH(約416万ドル、約6億1,600万円)を手放したことが確認された。
サンチメントによると、この売却の背景には、3月29日以降の17%超の価格上昇を「ブルトラップ(偽の強気シグナル)」とみなす個人投資家心理の広がりがある。小口投資家を中心に、現在の上昇局面に懐疑的な見方が強まっている状況だ。
同社はこの動きについて逆張り的な見解を示している。小口投資家による利益確定や投げ売りは、むしろ強気トレンドが継続する根拠になり得るという。
小口投資家が売り切った後は下落圧力が薄れ、より強固な保有者だけが残る構図になりやすいためだ。歴史的に、大衆心理が悲観的に傾いた局面では価格が上昇しやすいとされており、今回もその法則が当てはまる可能性があるとしている。
ETH価格は4月15日時点で2,300ドル台(約36万円前後)で推移しており、3月29日の安値圏から17%超の回復を見せるなかで小口投資家の売りが加速している。
市場センチメントの分析に特化したサンチメントは、オンチェーンデータとSNS上の感情分析を組み合わせた独自指標を提供している。ETH市場では機関投資家の動向が注目される一方、小口投資家の売買行動も価格形成に影響を与える重要な先行指標として位置づけられている。


