NYSE上場のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは4月15日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した10-Q報告書で、2026年2月期四半期(2025年12月〜2026年2月)の純損失が38億1,800万ドル(6,000億円)に達したと報告した。前年同期比115万ドルの赤字だった。
赤字の大部分はETH保有の評価損37億7,500万ドルが占めた。ビットマインは2月28日時点で447万3,459ETHを保有しており、平均取得単価2,206ドルに対し2月28日の終値は1,964ドルだった。6カ月累計の純損失は90億2,200万ドルに拡大した。一方で売上高は1,104万ドルと前年同期の152万ドルから7倍超に増加し、うち1,020万ドルがETHステーキング報酬だった。
なお、4月15日現在の価格ではETHの価格回復を受け、含み損から含み益へ転じて、960億円となった。
ビットマインは2025年6月9日に初めてETHを購入し、同月30日に2億5,000万ドル規模の私募増資を実施してETH財務戦略を正式始動させた。現在は4月15日時点の保有量は487万4,858トークンで、イーサリアム総供給量の4.04%を占めており、企業保有ETH総量で世界最大の上場企業となっている。
トム・リー会長は4月13日の声明で「過去4週間、ビットマインは毎週ETH購入ペースを引き上げてきた。イラン紛争が7週目に入るなか、ETHは開戦以来17.4%上昇し、S&P500を18.3ポイント、金を27.4ポイント上回った。当社の基本シナリオはETHが『ミニ仮想通貨の冬』の最終局面にあるということだ」と述べた。先週だけで71,524ETHを追加購入しており、これは2025年12月22日の週以来の最高ペースとなった。
保有ETHのうち333万4,637トークが既にステーク済みで、メイド・イン・アメリカ・バリデーター・ネットワーク(MAVAN)を通じた年間ステーキング報酬は212万ドルに達している。全保有量がステークされた場合、年間310万ドルの報酬が見込めるという。
同社は4月9日にNYSEアメリカンからNYSE本則市場へ昇格し、同時に自社株買い戻し枠を10億ドルから40億ドルへ拡大した。


