米決済インフラ大手のStripeと大手仮想通貨投資会社のParadigmによって共同開発・インキュベートされた決済特化型Layer 1ブロックチェーン「テンポ(Tempo)」に対し、Tetherが支援するオムニチェーン版米ドルステーブルコイン「USDT0」が正式に拡張された。
この導入は、USDT0がLayerZeroのOmnichain Fungible Token (OFT) 標準を採用し、既に23以上のブロックチェーンネットワーク上で稼働している一環として行われたものである。
USDT0は2025年1月にテザーとLayerZeroの戦略的提携によって誕生し、元のUSDTと1:1の価値で裏付けられた資産として、ネットワーク間をシームレスに移動できる技術的特性を備えている。
今回のTempoへの導入について、Stripeが共同開発したという背景は極めて重要であり、商用決済フローにおけるクロスチェーンインフラの標準化および相互運用性の向上を決定づけるマイルストーンとなることが期待される。
市場では、伝統的金融(TradFi)の決済インフラであるStripeが支援するネットワークと、世界最大のステーブルコインプロバイダーであるテザーのプロダクトが融合することで、商取引における仮想通貨の有用性が一層高まるとの反応が広がった。
今後は、Tempoの提供する高スループットかつ低コストな決済環境において、USDT0が基軸通貨的な役割を果たすことで、複雑なブリッジを介さないグローバルな決済エコシステムが構築されると見込まれている。
関連: 決済向けL1「テンポ」がメインネットをローンチ、AIエージェント向け機能も提供
関連: テザー、4大監査法人と契約ステーブルコインUSDT初の完全監査へ