SBIホールディングスとStartale Group(スターテイル)は、共同開発中の日本円ステーブルコインのブランド名称を「JPYSC」とすることを発表し、あわせてロゴを公開した。
正式ローンチは2026年度第1四半期を目指している。
JPYSCは、SBI新生銀行の子会社である新生信託銀行が「信託型の3号電子決済手段」として発行するステーブルコイン。改正資金決済法に基づき信託受益権を裏付けに発行される仕組みで、1号・2号電子決済手段とは異なり国内送金・滞留の100万円制限を受けない。
機関投資家レベルの大規模取引やトークン化資産の決済にも対応可能で、クロスボーダー決済や法人間決済など幅広い用途を想定する。
既存の金融システムとブロックチェーン基盤をシームレスに統合し、国際的に信頼される「デジタル円」の基盤構築を目指す構想だ。
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プロジェクト体制としては、SBI VCトレードが電子決済手段等取引業者として流通を促進し、スターテイルがスマートコントラクトの設計やセキュリティシステム構築など技術面を主導する。両社によると、主要金融機関や大手企業からも強い関心が寄せられているという。
今回公開されたロゴは青色を基調とした円マークのデザインで、「信頼」「安定」「安全」、そして「グローバルな繋がり」というJPYSCの中核的価値を表現しているとのこと。
両社は2025年8月にトークン化株式やRWA(現実資産)を対象とした取引プラットフォームの共同開発で戦略的合弁会社の設立を発表。同年12月には円建てステーブルコインの共同開発に向けた基本合意書(MOU)を締結していた。今回のブランド発表により、プロジェクトはローンチに向けた具体的なフェーズに入った形だ。
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スターテイルはソニーグループとの共同開発によるレイヤー2ブロックチェーン「Soneium」やAstar Networkなどのチェーン開発を手がけるWeb3企業。SBIグループは11兆円超の運用資産残高と6,500万超の顧客基盤を持つ総合金融グループ。


