米ハーバード大学の運営基金(HMC)が、ポートフォリオのリバランスを実施したことが判明した。2025年12月31日付のSECへの提出書類で明らかになった。
HMCは保有するビットコインETFを約21%売却し、保有数を535万株へ縮小した。一方で、イーサリアム( ETH を387万株、約8,680万ドル相当を新規購入した。
今回の調整は2025年第4四半期に行われたもので、ビットコイン価格が乱高下した時期と重なる。同基金の仮想通貨ETFへの総エクスポージャーは約3億5,000万ドル規模を維持している。
この動きは、機関投資家がビットコイン一辺倒から、アルトコインを含む分散投資へシフトし始めた兆候と見られる。イーサリアムの潜在的資産価値が改めて機関レベルで評価された形だ。
市場では、世界最大級の大学基金による「イーサリアム選好」の動きを好感する声が上がる一方、あくまで定期的なリバランスの一環とする冷静な見方もある。
今後は他の大学基金や機関投資家が同様の戦略をとるかが焦点となる。次の四半期開示で、この「分散化」がトレンドとして定着するかが判明するだろう。
なお、ハーバードは依然としてビットコインETFを最大株式保有として維持している。
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