仮想通貨融資プラットフォームのネクソ(Nexo)は16日、米国市場への正式復帰を発表した。
同社は規制準拠のパートナー企業との提携により、利回り商品、取引所、ロイヤルティプログラム、仮想通貨担保融資などの主要サービスを米国で再開するという。
取引インフラは米ニューヨーク証券取引所の親会社ICEが設立したデジタル資産プラットフォーム、バクト(Bakkt)が提供する。ネクソは固定・変動利回りプログラム、統合型取引所、複数の担保タイプに対応する仮想通貨担保融資、ACHや電信送金による法定通貨の入出金機能を含む包括的なサービスを展開する。
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ネクソは2023年、利回り商品EIPの未登録販売を理由に米証券取引委員会(SEC)から提訴され、4,500万ドルで和解した。同社は2022年から米国でのサービスを段階的に縮小し撤退していた。
SECは2022年から2023年にかけて、破綻したブロックファイやジェネシスを含む仮想通貨融資プラットフォームへの取り締まりを強化していた。
今回の復帰について同社は「規制の枠組みが進化する市場で事業を展開するという長期的なコミットメントを反映したもの」と説明している。
ネクソの広報責任者エレノア・ジェノバ氏は声明で、今回の再開は2023年に中止したEIP商品の継続ではなく、ライセンスを持つ米国サービスプロバイダーとの提携により新たに構成されていると述べた。一部サービスはサードパーティーの投資顧問を通じて提供されるという。
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