Binance Japan株式会社とPayPay株式会社は21日、PayPayマネーとの連携サービスの提供を開始した。
これにより、Binance Japanの暗号資産現物取引(販売所)において、PayPayマネーからの入金による暗号資産の購入と、売却代金をPayPayマネーとしてチャージできるようになった。
今回の連携により、ユーザーはBinance Japanの販売所で購入と売却時の入出金手続きをワンクリックで同時に行うことが可能となり、1,000円から24時間365日スムーズな取引体験ができるようになった。暗号資産の購入にはPayPayマネーだけでなく、PayPayポイントも利用できる。
従来、Binance Japanでは日本国内の銀行口座振込による日本円の入出金が必要だったが、PayPayマネーとの連携により、7,000万人以上が利用するPayPayから直接暗号資産を購入できる環境が整った。
サービスの利用には、Binance JapanとPayPayの両方で本人確認を完了し、アカウント連携に同意する必要がある。入金時の手数料は無料で、出金時は110円となる。
入金の上限は24時間で100万円、30日で200万円に設定されている。出金も同様の上限が適用される。なお、PayPayマネーライトは本サービスの対象外となる。
Binance Japanは世界で2億9,000万人の利用者を抱える暗号資産取引所Binanceの日本法人として、2023年8月からサービスを提供している。PayPayは10月9日にBinance Japanの株式40%を取得し、持分法適用会社としている。両社は今後もさらなる連携強化によって、ユーザーの利便性向上を目指すとしている。
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