仮想通貨ETF発行大手の21シェアーズは20日、ドージコイン( DOGE )に2倍のレバレッジをかけた新商品「21シェアーズ2xロング・ドージコインETF(ティッカー:TXXD)」をナスダックに上場したと発表した。先物ETFの一種となる。
同ETFはドージコインの日次パフォーマンスの2倍を提供する設計となっている。投資家は銀行や証券会社を通じて購入できる。
TXXDは、21シェアーズとドージコイン財団の公式組織ハウス・オブ・ドージとの独占パートナーシップに基づいて開発されたものだ。同社は今年、ドージコイン財団が公式に支持する欧州初のドージコインETPを立ち上げており、今回の米国での上場はその取り組みを拡大するものとなる。
21シェアーズのグローバル事業開発責任者フェデリコ・ブロカテ氏は声明で、「ドージコインは仮想通貨で最も活気あるコミュニティの1つを持ち、TXXDは投資家に規制された透明性の高い構造を通じてレバレッジ取引の機会を提供する」と述べた。ハウス・オブ・ドージのマルコ・マルジョッタCEOは「この新ETFはコミュニティの強さと勢いを反映している」とコメントした。
今回の上場は、デジタル資産プライムブローカー大手ファルコンXによる21シェアーズ買収の完了に伴うものだ。ファルコンXのラグー・ヤルラガッダCEOは「両社の統合により、デジタル資産へのアクセス拡大とイノベーション加速がさらに強化される」と述べた。買収後も21シェアーズはラッセル・バーロウCEOのもとで独立運営を継続する。9月末時点で21シェアーズは55の仮想通貨関連上場商品で110億ドル以上を運用している。
また、21シェアーズは北欧市場での事業を強化し、ナスダック・ストックホルムに6つの仮想通貨ETPを新規上場した。追加されたのはエイブ、カルダノ、チェーンリンク、ポルカドット、および2つのバスケット型商品で、既存のビットコイン、イーサリアム、ソラナETFに加わる形となった。
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