アーサー・ヘイズらがイーサリアムの年末1万ドル予想を維持、大幅下落後も強気姿勢
ビットメックス共同創設者のアーサー・ヘイズ氏とビットマイン会長のトム・リー氏は、イーサリアム( ETH )が年末までに1万ドルから1万2,000ドルに達するとの予測を改めて示した。両氏はバンクレスのポッドキャストで、直近の仮想通貨市場のボラティリティにもかかわらず強気姿勢を維持している。
執筆時点でイーサリアムは3,936ドル付近で取引されており、予測が実現すれば2.5倍以上の上昇となる。リー氏は「イーサリアムは4年間のベース形成を経てレンジを抜け出したばかりで、新たな価格発見の段階に入るだろう」と分析した。
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イーサリアムは2021年に最高値4,878ドルを記録して以来、広範なレンジ内で推移していた。8月に一時この水準を回復し4,946ドルと過去最高値を一時的に更新したが、その後は再び下落した。それでも過去1年間で50%以上上昇している。
仮想通貨市場は先週土曜日、3兆円規模のロスカットを伴う急激な調整局面を迎えた。イーサリアム価格は当時4,350ドル付近から4,100ドル近辺まで急落したが、両氏は短期的な変動が長期見通しを変えないとの立場だ。
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ただし歴史的データは慎重な見方を示している。コイングラスによると、イーサリアムの第4四半期の平均上昇率は2016年以降21.36%で、この平均に基づけば年末価格は1万ドルではなく5,000ドル近辺となる計算だ。
一方、リー氏は2025年にイーサリアムの基盤的な進展が多く起こると予想している。ビットマインは7月の設立から12週間でETHの総供給量の2.25%に相当するイーサリアムを取得し、米国株式市場で28番目に取引高の多い銘柄となった。機関投資家の支援が大きく、キャシー・ウッド氏のアーク・ファンドではトップ10保有銘柄に入っている。
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