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ファンプラのIEO参加方法と注目ポイント|コインチェックの実績、申込前に知るべき情報まとめ

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音楽ファンクラブ運営大手Fanplusと協業するFanplaは14日、暗号資産「Fanpla(FPL)」のIEO(Initial Exchange Offering)をコインチェックで実施すると発表した。

購入申し込みは10月21日に開始され、11月4日まで受け付ける。国内9例目となるIEOであり、国内音楽業界のWeb3導入として注目を集めている。

IEOは、仮想通貨取引所がプロジェクトを審査したうえで投資家にトークンを販売し、その後に取引所へ上場させる仕組みだ。プロジェクトは資金調達とユーザー獲得を同時に行え、投資家は審査を通過した初期段階の案件に参加できる点が特徴となっている。

本稿では、今回のIEOの注目ポイントをはじめ、Fanplaの概要、IEOの基本情報、そして投資にあたって知っておきたいリスクまでを解説する。

IEO抽選申し込みや上場後の売買には コインチェックの口座開設が必須 となる。KYC(身分確認)などの手続きを踏まえると、希望者は 早めに口座開設しておくことが望ましい 。申込開始が近づくと口座開設が集中し、KYCに1週間以上かかる場合も考えられるためだ。

関連: コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順、アプリ活用法を解説

ファンプラ(Fanpla)のIEOを開催するコインチェックは、東証プライム上場のマネックスグループ傘下の暗号資産交換業者であり、過去3回のIEO実施実績を持つ。

今回はコインチェックIEO第4弾となる。過去3回のIEOでは、いずれも非常に高い抽選倍率となり、コインチェック上場直後には公募価格の4〜10倍に高騰。第一弾のパレットトークンではピーク時に20倍を記録するなど、大幅な値上がりが見られた。

一方で、長期保有では公募価格を大きく割り込むケースもあることから、初値売りやセカンダリ取引の初動で利益確定を狙う投資家が増えると考えられる。

過去のデータを見ると、コインチェックのIEOは常に数万人規模の応募を集めており、高水準の関心を維持している。特にBRILでは応募者数が約7.9万人と過去最多を記録した。

ファンプラ(FPL)IEOでは、販売総数10万口(10億FPL)、公募価格1円/FPL、総調達額10億円が設定されている。応募者が10万人を超えた場合は抽選制に移行し、1人あたり1口(=1万FPL)までに制限される仕組みだ。

コインチェックの過去3件のIEOでは、応募者数が数万人規模で安定しており、倍率も20倍前後で推移している。2021年のPLTは約6万人(24倍)、2023年のFNCTは約2.4万口座(18倍)、2024年のBRILは約7.9万人(22倍)だった。近年は応募者数が大きく増えているわけではなく、すでに成熟した参加層が形成されているといえる。

その中で、今回のファンプラは 調達額を10億円と、直近のBRIL(約15億円)より小規模に設定 しており、販売枠を絞ることで需給の引き締めを狙っている。応募水準が従来並みであれば倍率は相対的に上昇しやすく、抽選制の導入によって実際の配分は限定的になる見込みだ。

結果として、初期の需給環境はポジティブに働く可能性があるが、流通量の制約から出来高不足や価格変動の振れ幅にも注意が必要となる。枠を絞ったことで需給面の優位性を確保しつつ、上場後はどこまで市場の厚みを維持できるかが焦点となる。

ただし、IEOの応募数はプロジェクトの注目度や市況によって大きく変動するため、過去のデータを参考にしつつも、実際の倍率は当日の応募状況によって左右される点に注意が必要だ。

国内IEOは今回のファンプラで 9例目 となる。近年はIEO案件が増え、上場直後は盛り上がるものの、価格や出来高が持続しないケースも見られる。

コインチェックの過去事例でも、初値は公募価格を大きく上回った一方で、数週間〜数か月後には取引量が減少し、実需を伴うトークンエコノミーを確立できているか疑問視されるプロジェクトも存在する。もし市場にマンネリ感が広がれば、初値後の出来高不足から価格変動が限定的になる懸念もある。

今回のFPLも、当初は「音楽 × トークン」という話題性で注目を集める可能性が高いが、上場後に取引需要が継続するかどうかは、プロジェクト自体の実装力とファン層の参加意欲にかかっている。

トークン発行にとどまらず、ファン活動や決済など、トークンが「使われる」設計をいかに早期に実装できるかが持続的な価値形成の鍵になるだろう。

Fanplaプロジェクトは、SNSでの拡散や日常的な推し活といった「ファンの創造的な活動」の価値を、具体的な体験や企画として還元できる独自のトークン経済圏の構築を目指している。プレミアムライブチケット、限定グッズ、メタバース空間でのデジタルアセットの決済や受け渡し、さらには新作制作資金調達までを視野に入れている。

協業パートナーのFanplusは、700を超える公式ファンクラブと400万人を超える有料会員基盤を持つ業界最大手。長年にわたり培ったファンクラブ運営のノウハウを基盤に、アーティストとファンが安心して参加できる環境を提供する方針だ。

GLAY、UVERworld、THE YELLOW MONKEY、マカロニえんぴつなど、日本を代表するアーティストを抱える10社以上の音楽事務所が初期段階から参加している。また、秋元康プロデュース案件を手がけるY&N Brothersや、人気クリエイター集団「すとぷり」を擁するSTPRなど、幅広い層をカバーするラインナップも特徴だ。

こうした強力なネットワークを背景に、Fanplaは音楽業界全体におけるWeb3導入の架け橋として注目を集めている。

Fanplaの中核をなす「Fanpla Market」では、チケットやグッズ、体験型コンテンツなどをFPLトークンで購入・販売できる。すべてのアイテムはNFTとして発行され、ブロックチェーン上で取引履歴が管理されるため、 収益分配の透明化 不正転売防止 を可能にする。

従来のファンクラブやチケット販売では「購入して終わり」であり、外部フリマサイトなどで高額転売が横行していた。アーティストや運営側には収益が還元されず、正規ルート外での取引トラブルも少なくなかった。

一方で、Fanplaでは購入したNFTを同じマーケット内で再販できる仕組みを採用。 二次流通の売上の一部がアーティストに還元される よう設計されており、取引はすべて公式のマーケットプレイス上で完結する。これにより、ファンは安心して取引でき、アーティストも正当に利益を受け取れる、 透明で健全な二次流通 が実現可能になる。

FPLトークンのもう一つの魅力が ステーキング機能 だ。これは、FPLを一定期間預け入れることで特典や報酬を得られる仕組みで、目的に応じて2種類が用意されている。

この二層構造により、 ファンは特典や体験型のリワードを、一般ユーザーは報酬としてのリターンを 得られる仕組みになっている。

IEO参加において、トークンの配分比率やロックアップスケジュールを把握することも重要だ。これらの情報は、上場後のトークン供給量や価格への影響を予測する上で参考となる。

暗号資産投資には価格変動リスクが伴い、元本が保証されるものではない。 過去のIEO実績が好調であっても、今回も同様のパフォーマンスを保証するものではない。

投資判断は各自の責任において行う必要がある。プロジェクトの内容、トークノミクス、市場環境などを十分に理解した上で参加を検討する必要がある。

なお、2025年9月の金融審議会では、国内IEOの現状を踏まえ、資金使途の不透明さやトークン供給管理の不備、公募価格割れによる投資家保護の欠如などが課題として指摘された。今後は、発行体の情報開示強化やロックアップ制度の整備、取引所による審査・監督の厳格化が求められている。

関連: 金融審議会が「第3回暗号資産WG会合」開催、上場審査プロセスにも言及

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