TONエコシステムに拡大 トークン化株式xStocksが「Wallet in Telegram」に対応へ
トークン化した株式やETFの取引プラットフォーム「xStocks」は2日、テレグラム向けの暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Wallet in Telegram」に対応を拡大することを発表した。
今回の拡大は、 TON ブロックチェーン上の開発者とユーザーに新たな可能性を解放することになると説明。xStocksを介した取引は近くできるようになるとし、保有資産はDeFi(分散型金融)やWeb3ミニアプリ上で担保として使えるようになるとも述べている。
最初はソラナのブロックチェーン上にローンチしたxStocksは、その後にマルチチェーン対応を継続。7月にはBNBチェーン(BNB)に対応することも発表していた。
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TONブロックチェーンの公式サイトによると、ネットワーク上のアカウント数は1.6億超。xStocksはWallet in Telegramについて、テレグラム向けのウォレットで1.6億以上のユーザーにシームレスな体験を提供していると説明した。
そして、TONエコシステム上へプラットフォームを拡大し、普及とイノベーションの新たな波への扉を開くと述べている。
今回の内容はWallet in Telegram側も発表した。仮想通貨取引所クラーケンと、株などのトークン化サービスを提供するBackedと協業し、一部の地域で10月の終わりから段階的にxStocksへの対応を進めていくとしている。
また、Wallet in Telegramは小口化した売買にも対応すると説明。週5日間・24時間取引できるようにして、トークン化した配当の支払いにも対応すると述べている。
Wallet in Telegramの担当者に取材した「Cointelegraph」によれば、コンプライアンスを重視し、導入やユーザー体験を注意深くテストしながらxStocksのローンチを進めていく模様である。
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