イーサリアム次期アップグレード「フサカ」、12月にメインネット実装予定
イーサリアムリサーチャーであるクリスティーン・キム氏によると、ETH開発者らは19日に最新のACDC165コールで「フサカ(Fusaka)アップグレード」のスケジュールを確認した。10月1日にホレスキーテストネット、10月14日にセポリア、10月28日にフーディでのテスト実装を経て、12月3日にメインネット実装を予定している。
フサカはイーサリアム( ETH )の次期大型ハードフォークで、分散化とセキュリティを維持しながらネットワークのスケーラビリティ向上を目指すもの。主要機能としてピアデータ・アベイラビリティサンプリングを導入し、バリデーターが大規模データセット全体をダウンロードせずに小さなサンプルで検証可能にする。
アップグレードではブロックガス上限を現在の3000万から1億5000万ユニットに増加させ、より多くのトランザクション処理を支援する。またベルクルツリーの実装により小さなプルーフサイズでのデータストレージ最適化と、スマートコントラクト実行高速化のためのEVM性能改善も含まれる。
開発者らはフサカ実装後2週間でブロブ容量が2倍に拡大すると予想。現在の6/9から第1週に10/15、第2週に14/21に段階的に増加する予定だ。
イーサリアム財団は今週、フサカの4週間監査コンテストを開始し、ハードフォーク前にバグを発見したセキュリティ研究者に最大200万ドルの報酬を提供。フサカ後の次期メジャーアップグレード「グラムステルダム」は2026年実装予定で、EVMオブジェクトフォーマットとブロック時間短縮に焦点を当てるとされている。
関連: イーサリアムの価格と将来性を解説|今後の注目ポイントと中長期の成長シナリオ
金持ち父さん著者キヨサキ「ビットコインは約60BTCを保有」 今はイーサリアムも購入
『金持ち父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は仮想通貨ビットコインを約60BTC保有していると明かした。現在はイーサリアムも購入しているという。...
WLFI、トークン買い戻し提案を承認
トランプ一族が支援するDeFiプロトコル、ワールド・リバティ・フィナンシャルがWLFIトークンの買い戻しとバーン提案がガバナンス投票で正式に承認されたと発表した。...
パンテラ・キャピタル、ソラナの機関投資家採用が転換点と分析
投資会社パンテラ・キャピタルがソラナの機関投資家による採用が転換点を迎えていると分析した。2025年第4四半期のETF承認で本格普及が始まると予想した。...