コインベース、USDC貸出サービスで10%以上の高年利を提供開始
大手仮想通貨取引所コインベースは18日、ステーブルコインUSDCの貸出サービスを開始すると発表した。同サービスでは年10.8%の利回りを提供し、従来の「USDCリワードプログラム」の4.1%を大幅に上回る。
新サービスはDeFi(分散型金融)プロトコルのモルフォとの連携により実現。ユーザーはコインベースアプリから直接USDCを貸出でき、資金は自動的にステークハウスファイナンシャルが管理するボルトに配分される。資金は流動性が許す限りいつでも引き出し可能だと同社は説明している。
コインベースの広報担当者はThe Blockに対し、従来のUSDCリワードとは異なり顧客資産の貸出を伴うサービスだと明かしたという。USDCリワードは同社のマーケティング予算から支払われる顧客ロイヤルティプログラムだった。
サービスは米国(ニューヨーク州除く)、バミューダ、香港、UAE、ニュージーランドなど複数の国で順次展開される。コインベースは年初からモルフォとの協業を拡大しており、ビットコイン担保ローンサービスも提供している。
同社は顧客をオンチェーンエコノミーにより直接接続する戦略の一環としてサービスを位置づけている。USDCの流通供給量は740億ドルを超え、安定した収益機会として注目が集まっている。
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