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「次世代金融は4〜5年で実用化へ」マネックス松本会長とギャラクシーのノボグラッツCEOが予測|WebX2025

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大型Web3カンファレンス「WebX」では26日、マネックスグループの松本大会長とギャラクシー・デジタルのマイケル・ノボグラッツCEOが対談を実施。「金融イノベーションの最前線」をテーマに、仮想通貨業界の現状と展望を議論した。なお、司会はCoinDeskの編集長であるベンジャミン・シラー氏が務めた。

「WebX」は国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」を運営する株式会社CoinPostが企画し、一般社団法人WebX実行委員会が主催するWeb3カンファレンスで、今年は8月25日と26日に「ザ・プリンスパークタワー東京」で開催されている。

両氏は金融大手ゴールドマン・サックス時代の1992年から33年来の知己で、東京でデリバティブ事業に従事していた。

仮想通貨参入のきっかけ

松本氏は仮想通貨への参入について、1980年代のデリバティブ事業との類似性を指摘。新技術が当初批判される傾向を踏まえ、仮想通貨の技術的価値に着目したと説明した。ノボグラッツ氏は2013年にビットコインを知り、インターネット上初の私有財産として認識したことが転機となった。

仮想通貨企業IPO、イーサ企業について

2025年の仮想通貨企業IPO急増について、両氏は肯定的な見解を示した。特にトランプ政権下でのゲンスラーSEC委員長退任後、規制環境が改善し投資家層が拡大したと分析。ナスダック市場開放により、従来の仮想通貨投資家を超えた幅広い株式投資家からの資金流入が可能になったとした。

また、ノボグラッツ氏はイーサリアム価格の急騰については、デジタル資産トレジャリー企業(DAT)による大規模購入が主因と説明。110億ドル規模の買い圧力が価格を押し上げたとし、5,000ドルが当面の抵抗線になると予測。

同氏はサークルの6月IPOやその後のジーニアス法成立もステーブルコイン需要拡大への期待を高め、イーサリアム価格上昇に寄与したと分析。

もののトークン化

さらに、トークン化の将来性について、松本氏は金融取引の大部分がブロックチェーン上で実行される未来を予想。紙の証券がデジタル化されたように、すべてがトークン化されると展望した。ノボグラッツ氏はギャラクシー株式自体のトークン化を明日発表予定と明かし、株式市場のトークン化加速を予測した。

将来展望として、松本氏はポイ活や不動産登記、会計業務のトークン化による効率化を予想。リアルタイム透明会計システムの実現で、人的リソースをより価値のある業務に集中できると期待を示した。ノボグラッツ氏は4-5年以内に実生活で活用される仮想通貨アプリケーションの登場が成功の鍵と強調し、投機から実用性重視への転換を予測した。

規制に関する見解

規制面では、松本氏が日本当局の対応遅れを厳しく批判。AI時代にグローバルサービスへのアクセスが容易になる中、日本独自の規制維持は時代遅れと指摘した。消費者保護と産業成長のため、世界最先端国と同等の規制環境整備が急務と主張した。

ノボグラッツ氏は米国が規制面で他国をリードし、世界標準となると予測。過去6年間の規制混乱を経て、現在は積極的な政策転換により他国が米国基準に追随する流れになるとの見解を示した。両氏ともゲンスラー元SEC委員長について、優秀だが政治的すぎたと評価した。

WebXとは、日本最大の暗号資産・Web3専門メディア「CoinPost(コインポスト)」が主催・運営する、アジア最大級のWeb3・ブロックチェーンの国際カンファレンスです。

このイベントは、暗号資産、ブロックチェーン、NFT、AI、DeFi、ゲーム、メタバースなどのWeb3関連プロジェクトや企業が集結。起業家・投資家・開発者・政府関係者・メディアなどが一堂に会し、次世代インターネットの最新動向について情報交換・ネットワーキングを行うイベントです。

数千名規模の来場者と100名以上の著名スピーカーが参加し、展示ブース、ステージプログラムなどを通じて、業界最前線、グローバル規模の交流とビジネス創出が行われます。

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