ビットコイン、時価総額で一時アマゾン抜く 金融資産で5位に
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )の時価総額が、IT大手アマゾンを抜き、金融資産の5位になったことが注目を集めている。
あくまで時価総額の単純な比較ではあるが、ビットコインはアマゾンに加え、グーグルの親会社のアルファベットやシルバー(銀)も超えた。一方、本記事執筆時点では、ビットコインの価格は12万ドル(約1,770万円)を割っており、時価総額はアマゾンに抜かれて再び6位になっている。
以下が、「Infinite Market Cap」が提供している金融資産の時価総額ランキング。ビットコインがアマゾンを抜いたことを海外メディアが14日に報じているが、その際はゴールド(金)、エヌビディア、マイクロソフト、アップルに次いで5位だった。
本記事執筆時点のビットコインの価格は11万9,000ドル台で推移。昨日には12万ドルを突破し、史上最高値更新後も最近は上昇基調にある。
この価格上昇の背景には、機関投資家からのETFへの資金流入や企業購入の多さ、米政府が仮想通貨規制整備を進めることへの期待感、マクロ経済の状況などがあるとの指摘が多い。
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これからさらにビットコインが上昇していけば、時価総額が僅差にあるアマゾンを再度抜く可能性がある。また、5年前はアマゾンの方が5倍も時価総額が高かったとのデータがSNS上で投稿され、ビットコインの成長の速さも指摘された。
「The Block」によれば、Kronos Researchの最高投資責任者であるVincent Liu氏は、ビットコインにはまだ上値余地があるとみているようで、今後の相場について以下のようにコメントしている。
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