FRB政策金利据え置き、ビットコイン10.5万ドル割れ サークル株価200ドル突破
米連邦準備理事会(FRB)は19日、政策金利を現行の4.25~4.50%で据え置くと発表した。市場予想通りの決定で、CME FedWatchツールは99%超の確率で据え置きを予測していた。
パウエルFRB議長は記者会見で2025年に2回の利下げを予測すると表明した。一方でインフレ率が3%を上回る可能性を示し、「今後数カ月で相当な物価上昇が到来するかもしれない」と、トランプ関税の不確実性に対して警戒感を示した。
仮想通貨市場では、ビットコイン( BTC )が発表後に10万4,000ドル付近で推移し、10万5,000ドルを下回った。
米株式市場は小幅な値動きで終了し、原油価格は横ばいとなった。
トランプ大統領は同日、パウエル議長を再び「愚かな人物」と批判し利下げ実施を要求した。記者団に対し「彼はいつも遅すぎる」として、自らがFRBを率いることを示唆する発言を行った。
米上院では仮想通貨業界にとって追い風となるステーブルコイン規制法案「Genius Act」が可決されあ。サークル社の株価は金利据え置きや法案の動きを受け、再び史上最高値を更新し、200ドル台を突破した。
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