バイナンス大口投資家の動きが示すビットコイン強気シグナル──アナリスト分析
仮想通貨分析会社Cryptoquantのアナリスト陣は11日、ビットコイン( BTC )の最新価格動向について分析結果を発表した。登録アナリストのDarkfost氏は、BTCが10万ドル台を維持する中で、バイナンスの大口投資家の行動に注目した。
過去には、最高値更新時に大口投資家が利益確定売りを行い、その結果、取引所への大量流入が発生していた。2024年初頭のピーク時には53億ドル、前回サイクルでは84.5億ドルおよび72.4億ドルの流入を記録し、その後調整局面に入った経緯がある。
しかし、現在のバイナンスへの流入額は約30億ドルにとどまっており、減少傾向を示している。Darkfost氏はこの状況について、大口投資家が保有継続を選択し、さらなる利益機会を見込んでいると分析している。
同じくCryptoquantのアナリスト、Crypto Dan氏も11日、BTCが11万ドル付近まで回復したものの、利益確定の動きはほとんど見られないと指摘。大口投資家は現在の価格水準で売却を避け、より高い価格帯での取引を待つ可能性が高いと述べている。
両アナリストは、大口投資家の市場への影響力に注目し、現在の保有継続姿勢が強気相場の継続を示唆していると評価している。
さらに、現在のサイクル終了前にビットコインが史上最高値を更新する可能性が非常に高いとの見通しを示した。市場の過熱とバブル形成が確認される段階まで、大口投資家は売却を控える戦略を維持するだろうと予測している。
バイナンスなどの大口投資家の動向は、市場全体のセンチメントを左右する要因として機能しており、投資家やトレーダーから常に注目されている。
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