テキサス州ビットコイン準備金法案、上下院協議委員会で最終調整へ
テキサス州議会で州政府によるビットコイン準備金設立を認める上院法案21号(SB21)の最終調整が進んでいる。上院が下院修正案をまだ受け入れておらず、両院の相違点を調整するため協議委員会が設置された。BitcoinLawsが27日に議会の様子を伝えた。
先週22日に下院で圧倒的多数により可決されたSB21は、下院修正条項の反映により再度上院承認が必要となった。同法案はグレッグ・アボット知事の署名を経て成立予定で、ニューハンプシャー、アリゾナに続く全米3番目のビットコイン保有州となる見通しだ。
SB21は「テキサス戦略的ビットコイン準備金」設立を目的とし、時価総額5,000億ドル以上の仮想通貨への州投資を認める内容である。準備金は州会計監査官が管理し、戦略的ビットコイン準備金諮問委員会が運用指導を担当する。
テキサス・ブロックチェーン・カウンシルのリー・ブラッチャー会長は、アボット知事との個人的会話を踏まえ1〜2週間以内の署名を予想。初期投資額は数千万ドル規模となる見込みで、購入時期や金額は証明された投資基準に基づき決定される。
法案可決を受けビットコイン価格は当時史上最高値を更新し、109,000ドルを突破し、その後11万ドルまで到達。世界有数の経済規模を持つテキサス州は仮想通貨に友好的な環境として知られ、多数のビットコインマイナーが拠点を置いている。
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