ビットコイン現物ETF、週次出来高が3兆円超で年初来最大規模に BTC最高値更新で
米国の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )の現物ETFにおける先週(19日から23日)の出来高は、250億ドル(約3.6兆円)だった。
この週はビットコイン価格が11万ドルを突破して史上最高値を更新しており、1週間の出来高としては年初来最大規模。厳密には、2024年12月20日までの週が260億ドルを超えており、それ以来の規模である。
また、先週の資金フローは、27.5億ドル(約3,920億円)の純流入だった。これは2024年1月のETFローンチ以降、3番目に大きな規模である。
個別の商品でみると、資産運用最大手ブラックロックが提供する「IBIT」の強さが目立った。IBITは現在、ETFの中で最も多くのビットコインを保有している。
この点について「ブルームバーグ」のシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は20日、ブラックロックのビットコイン運用保有量が、ビットコイン創設者サトシ・ナカモト氏に次ぐ世界第2位に浮上したことについて投稿していた。
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現在も金融市場には、米トランプ政権の関税措置による景気減速、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策、地政学的な問題などの懸念材料は残されているが、現物ETFや企業購入などの需要の高さがビットコイン価格上昇の大きな要因になっているとの見方は多い。
また、イーサリアム( ETH )現物ETFの先週の出来高は25.2億ドル(約3,595億円)。資金フローは、およそ2.5億ドル(約354億円)の純流入だった。
出来高は年初来3番目、純流入は年初来2番目の規模である。
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