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ビットコインは重要な抵抗線に直面か、価格動向をGlassnodeが分析

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オンチェーン分析企業Glassnodeは4月30日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )市場について最新の分析レポートを発表した。

ビットコイン価格は上昇局面にあるが、最初の重要な抵抗線に直面していると指摘。潜在的なボラティリティ(価格変動)が、上下どちらの方向にも高まっていると述べた。長期保有者の動向にも触れている。

まず、重要なのは、価格が短期保有者の平均取得コスト、111日移動平均線などを上回ったことだとしている。

111日移動平均線は91,300ドル、短期保有者の平均取得コストは93,200ドルであり、ビットコイン価格は最近、これらを上回り、近辺ゾーン内で推移しようとしていると述べた。

このことは、今回の上昇局面の背後に強さがあることを示唆している。しかし、こうした水準を突破して、それを維持することが、さらなる価格上昇のためには不可欠だという。

この水準を下回れば、価格は再び弱気相場の領域に押し戻されると続けている。なお、ビットコイン価格は記事執筆時現在で約97,000ドルだ。

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さらにGlassnodeは、利益確定ラインについての分析も行った。

市場環境が改善する中で、長期保有者の売却量は依然として比較的少なく、この層の主要な行動が「HODL(手元に保有しておく)」であることを示すとしている。

長期保有者による保有残高は引き続き増加しており、直近の安値以降、254,000 BTCが、155日間売却されなかったため長期保有とみなされる枠に入った。これらのビットコインの多くは、95,000ドル以上の価格帯で取得されたものだ。

Glassnodeはこのことについて、一定の自信(強気センチメント)が市場に戻ってきており、投資家がリスク回避のために売却するよりも、買い増しする圧力の方が強いことがうかがえるとしている。

また、この価格帯が長期保有者にとっては、利益確定に適した魅力的な水準ではないという見方とも一致すると続けた。

過去データを見ると、長期保有層は、平均的に+350%の未実現利益率を保有しているときに、売り圧を強める傾向があると指摘。今後、平均的な長期保有層は99,900ドルの水準で350%の利益率に達すると予想している。

このため、市場がこのゾーンに近づくにつれて売り圧が高まると予測する格好だ。このゾーンでは、ビットコインが上昇モメンタムを維持するためには、かなりの買い需要が必要になる可能性があるとの見方を示した。

その上で、95,000ドルから98,000ドルの範囲内で、多くのビットコインが損失を抱えたまま保有されており、市場がこのゾーンに近づくと、一部の投資家は売却する可能性があり、売り側の抵抗がさらに強まることも考えられるとしている。

一方で、10万ドルを超えるゾーンでは、そこで取得されたビットコインは比較的少ないため、抵抗が最小限の領域に入り、新たな過去最高値(ATH)への道が開かれる可能性があると続けた。

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