ハイパーリキッドは27日、X上で、仮想通貨取引所クラーケンの親会社ペイワードが、事業者が独自の市場を運営できる仕組み「HIP-3」で、米商品先物取引委員会(CFTC)の規制を受ける初の展開事業者になる意向だと発表した。米国の顧客向けの無期限先物市場を同プロトコル上で展開する計画で、規制当局の承認が前提となる。
これに先立ち、ペイワードは9月16日、ハイパーリキッドを最初の展開先として、米国の顧客向けに無期限先物市場を提供する意向をプレスリリースで発表していた。
計画では、同委員会の規制を受けるペイワード傘下の取引所・清算機関ビットノミアルが展開事業者を務め、市場の作成・所有・運営と、契約の清算・決済を担う方針だ。承認が下りた場合、ペイワード傘下で同委員会に登録する先物取引業者のニンジャトレーダー・クリアリングが顧客口座を扱う。
一方、ハイパーリキッドは、金融システムの大部分を支えることを目指す中立的なインフラ層であり、展開事業者は独立した運営者として自らの市場の管理と責任を保つと説明した。また、許可制市場向けの追加機能「HIP-3*」は、展開事業者が適用される要件に沿って運営できるようにするものだとした。
許可制の仕組みとして、HIP-3は今後のネットワーク更新で、展開事業者が許可制市場を設定できる任意の機能に対応する。中核となるのは、展開事業者またはその副展開事業者が管理するオンチェーン上の許可リストだ。
なお、追加機能はHIP-3に上乗せされるもので、利用は展開事業者の任意となり、既存の市場に変更はない。
初期版は試験用ネットワーク(テストネット)で公開されており、仕様は暫定でフィードバックを踏まえ変更される可能性があるとしている。

