英大手銀行スタンダードチャータードは12日、リップルのステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」の機関向けカストディサービスを開始したことを発表した。
これで、資格を満たした顧客は同銀のカストディのインフラにアクセスできるようになったと説明。他にもRLUSDの機関への普及を推進するために、リップルとフィンテック企業LMAXグループと協業するとも述べている。
まず、カストディについては、同銀のドバイ国際金融センターにある支店がサービスを提供すると説明。この支店は、ドバイ金融サービス機構(DFSA)の規制下にあると述べている。
次に、3社の協業については、LMAXグループのプロダクトやソリューションが適格担保資産としてRLUSDを採用できるようにしていくと説明。なお、上述したカストディはすでにサービスを開始しているが、担保については、まだテストを行ったり、規制に準拠したりするなどの必要があり、ローンチ時期は未定で、詳細は今後発表していくと述べている。
フィンテック企業のLMAXグループは、外国為替(FX)やデジタル資産の取引において、機関向けの執行プラットフォームを運営しており、以下のサービスを展開している。
また、LMAXグループは今年1月に、リップルと複数年に及ぶ戦略的パートナーシップを締結したことを発表。この発表で、提携の一環として主要な適格担保資産としてRLUSDを採用する計画だと説明していた。今回は、この取り組みにスタンダードチャータードが加わることを発表したことになる。
今回の発表で、LMAXグループでデジタル資産のカストディ部門のトップを務めるLuke Dorney氏は、RLUSDは機関投資家向けのデジタル資産市場で重要度を高めているとの見方を示した。
この協業の最大の特徴は、スタンダードチャータードの担保ミラーリングモデルをLMAXグループに拡大することを目指していること。つまり、機関がRLUSDを取引プラットフォームに直接送金しなくても、適格担保としてRLUSDを使用できるようになることを計画している。
担保ミラーリングモデルを導入する目的は、機関の資本効率を高めると同時に、柔軟性を提供したり、送金に関連する運用リスクを軽減したりすること。また、担保資産をスタンダードチャータードで保有したままにできるため、カウンターパーティのエクスポージャーを最適化することも可能になる。
スタンダードチャータードでデジタル資産・証券サービス・取引サービスのグローバルヘッドを務めるWaqar Chaudry氏は発表で以下のようにコメントした。
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