コインチェックは28日、フレア(FLR)とダイ(DAI)の取扱いを11月2日に廃止すると発表した。理由として両銘柄の市場流動性の低下を挙げ、DAIについては「発行体によるプロジェクトの継続性の低下」も加えた。
同社は取扱い中の全銘柄について、プロジェクトの開示情報や開発状況、流動性をモニタリングしている。今回の2銘柄は「お客様へのサービス提供を継続することが困難」と判断した。Coincheck利用規約第13条に基づく措置となる。
DAIは10月26日14時に、取引所での売買と外部からの受取を停止する。Coincheck NFTでのDAI建て出品・オファーと、貸暗号資産サービスの新規貸付申請も同時刻に止まる。DAIは現在、販売所では扱っておらず、売却の手段は取引所の板取引に限られる。外部への送金は11月2日14時まで受け付ける。
Coincheck NFTの既存の出品・オファーは10月26日13時にキャンセルされ、貸暗号資産サービスで貸し出し中のDAIは同日に取引アカウントへ振り替えられる予定だ。送金先アドレスを新たに登録した場合は一定時間送金できないため、期限直前の登録には注意が必要だ。
FLRは、2023年1月にXRP保有者へエアドロップで付与した分を保管してきた銘柄で、同年3月から外部送金のみを提供してきた。売買や外部からの受取は当初から扱っていない。
今回の廃止で11月2日14時に外部送金も停止し、11月3日以降は両銘柄とも、アカウントに残った分を同社が売却して日本円に換金する。円残高への反映は11月中旬の予定で、それより前に退会すると換金後の日本円は受け取れない。
DAIを取引所で売却する際について、同社は板の状況によって成行注文が想定と異なる価格で約定する可能性があるとし、指値注文の利用や他社への送金も検討するよう求めている。
9月25日時点の同社調べでは、FLRはbitFlyerやSBI VCトレードなど4社、DAIはbitFlyerやOKCoinJapanなど6社が扱う。他社への送金にはトラベルルールが適用され、送金画面の選択肢にない事業者へは送れない。
DAIは仮想通貨を担保に米ドルとの価格連動を目指すステーブルコインで、法定通貨を裏付けとし資金決済法上の電子決済手段にあたるUSDCなどと異なり、同法上は暗号資産に分類される。発行元のMakerDAOは2024年にSkyへブランドを刷新し、新ステーブルコイン「USDS」への移行を進めている。
GMOコインは4月30日にDAIの取扱廃止を発表し、6月6日に販売所・取引所でのサービスを終えた。同社は、発行元のブランド刷新とUSDSへの移行に加え、プロジェクト継続性や流動性の変化でカバー取引先の確保が難しくなる可能性を理由に挙げていた。SBI VCトレードも8月5日、DAIの現物取引の取扱いを終了した。レバレッジ取引では引き続き扱っている。

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