暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは22日、週間市場レポートを発表。ビットコイン( BTC )が365日移動平均線を明確に上回り、新たな強気相場の到来が示されていると分析した。
この移動平均線(現在は8万500ドル)を上抜けたのは2023年3月以来のことだ。クリプトクアントは、過去の相場サイクルにおいて強気相場入りを示す決定的なテクニカル・シグナルとされてきた指標だとしている。
2019年と2023年の強気相場入りはいずれもこの線を上抜けたタイミングで確認され、逆に2021年末と2025年11月の弱気相場入りは、この線を下回った時点で確定していた。
クリプトクアントは、ビットコインが売り圧力が集中していた水準を突破したと指摘する。ビットコイン価格は、今年に入って長期保有者による売却や7年以上前に取得されていた古いコインの売却が大量に行われた7万6,000ドル〜8万1,000ドルを突破した格好だ。
この上値の売り圧力を消化したことで、短期的な最大のレジスタンス(上値抵抗線)が解消された。
クリプトクアントによると、次のレジスタンスは8万8,000ドル〜9万ドルに位置している。これは市場で活動しているトレーダーの平均BTC取得コストを示すオンチェーン実現価格の上限バンド(約9万ドル)とも重なっている。
一般的に、価格が実現価格の上限バンドに近づくと、含み益を抱えるトレーダーの利益確定売りが出やすくなる。ただしクリプトクアントは、始まったばかりの強気相場の中での押し目は正常な動きだとしている。
したがって8万8,000〜9万ドル圏は、上昇継続を占う上での試金石になるとみられる。また、下値のサポート水準としては、200日移動平均線の7万600ドルと365日移動平均線の8万500ドルが挙げられている。
オンチェーン、市場、バリュエーションに関する10種類の指標を統合したクリプトクアント独自のビットコイン「ブル(強気)スコア」は、8月中旬から強気圏にあり、現在は80だ。ブルスコアは0〜100の数値で表され、60以上の数値は強気な状態を示している。
また、市場を「極端な弱気」から「過熱した強気」まで5段階で色分けするクリプトクアントの「強気弱気サイクル指標」も、2026年の大半を弱気(青色)圏で推移した後、8月中旬に「早期強気」(緑色)へ転換し、その後「強気」(オレンジ色)局面へと進んでいる。

