英国最大の投資プラットフォームであるハーグリーブス・ランズダウン(HL)は9月3日、ビットコイン( BTC )とイーサリアム( ETH )のETN取引を約200万人の顧客に解禁した。英フィナンシャル・タイムズ(FT)などが報じた。
ETN(上場投資証券)は、仮想通貨を直接保有せずに価格連動の投資成果を得られる金融商品で、証券取引所に上場されている。
取り扱いが始まったのは、ブラックロック傘下のiシェアーズやウィズダムツリー、21シェアーズ、インベスコ、コインシェアーズ、ビットワイズが発行する9銘柄のビットコイン・イーサリアムETNだ。0%から0.35%の年間手数料で、上級者向けサービス「アドバンスト・インベスティング」の利用者が対象となる。
初めて取引する投資家は、事前に適合性審査に合格した上で、24時間のクーリングオフ期間を置く必要がある。同社の最高プロダクト責任者、ダグ・アボット氏は、顧客がリスクを理解した上で投資できるようにしたいと述べた。
HLは2025年10月時点で「ビットコインは資産クラスではない」と表明し、英大手投資プラットフォームの中で唯一、仮想通貨ETNを提供していなかった。英金融行為規制機構(FCA)が同年10月8日、約4年9カ月続いた小口投資家向け仮想通貨ETN販売禁止を解除したことが、今回の解禁につながったとみられる。
英投資プラットフォームのストラティフィーは今年4月、個人貯蓄口座(ISA)の一種を通じた仮想通貨ETN提供を英国で初めて開始しており、ロンドン証券取引所上場の仮想通貨ETNの累計売買代金は約15億ドルに達したとの推計もある。
また、ビットコイン価格は2025年10月の規制解除時の約12万6,000ドルから2026年6月に約5万8,000ドルまで下落した後、直近は8万ドル前後まで回復している。


