香港で開催されたビットコインアジア2026に、バイナンス共同創業者のチャンポン・ジャオ氏(通称CZ)が登壇した。同氏は次の強気相場でビットコイン( BTC )の時価総額が金を上回る可能性があるとの見方を示したとザ・ブロックなどが報道した。
CZ氏によれば、金の時価総額は現在もビットコインの約10倍の規模にあるという。同氏はこの差が縮小することについて、単なる価格の問題ではなく、投資家が準備資産をどう捉えるかという広範な転換の一環になると論じた。
同氏の発言は、ビットコイン相場が急反発する中でのものだった。ビットコインは直近2週間で25%超上昇し、発言当日の木曜には7万9,700ドル前後で24時間比1.5%高となる一方、金価格は4,600ドルを上回って推移した。
CZ氏はさらに、ビットコインが将来100万ドルに到達するのは不可避であり、その到達までの期間は従来言われてきた25年よりも短くなるとの見方を示した。価格そのものよりも実用性を重視すべきだとし、大規模なビットコイン決済や退職・年金の準備資産としての活用が鍵になると話した。
さらに、CZ氏は各国政府への提言として、時価総額上位5銘柄の仮想通貨銘柄(ステーブルコインを除く)を、その時価総額比率に応じて保有すべきだとも言及した。具体的には、ビットコインが50%超、イーサリアム( ETH )が10〜20%、これにBNBなどを組み合わせる配分を挙げた。
同氏は、金からビットコインへの準備資産の転換は急速には進まないとの見方も示した。制度として定着した仕組みほど、そこから別の資産へ乗り換えるには時間を要するとして、「主要国は金をめぐる完全な評価・準備・取引システムを構築・運用しており、ビットコインへの転換が一夜にして起こることはない」と論じた。


