米国のビットコイン( BTC )現物ETF、イーサリアム( ETH )現物ETFへの資金流入が先週、急増して合計26億ドル(約4,100億円)に達した。これは2025年10月以来の最大規模である。SoSoValueのデータを基にしてThe Blockが分析した。
内訳としては、ビットコインETFが19億ドル、イーサリアムETFには6億9,720万ドルが純流入した格好だ。両方とも、2026年に入ってから最大の週間流入額となる。
先々週である14日までの週には合計3億9,200万ドルが純流出していたが、純流入に転じ、週単位で約30億ドルの変動があったことになる。また、さらに一週間さかのぼると7日までの週は4月以来の水準で合計11億ドルの純流入があったが、先週はこの2倍以上に達した。
米ビットコイン現物ETFへの19億ドル(約3,000億円)の流入は、27億ドルの純流入を記録した2025年10月10日までの週以来、最大の週間流入額だ。これらのETFは取引開始以来、累積で純流入額が537億ドル(約8.5兆円)に達している。
取引高も前週の69億ドルから221億ドル(約3.5兆円)へと219%以上の増加を記録した。買いの多くは、米国時間19日と20日の市場上昇局面で行われた。
19日には5億1,720万ドルの資金が流入し、これは5月4日以来最大の1日あたりの流入額となった。さらに20日には6億630万ドルが流入している。純資産総額は前週比25.4%増の961億ドル(約15.3兆円)に達している。
イーサリアム現物ETFへの週間流入額は6億9,720万ドル(約1,100億円)で、2025年10月3日までの週(約13億ドルが流入)以来の高水準となった。なお、先々週には230万ドルの純流出があったところだ。
これらのETFの週間取引高は19億ドルから69億ドル(約1兆円)へと259.4%増加。純資産額は105億ドルから35.9%増加し、143億ドル(約2.3兆円)になった。新規資金の流入に加え、イーサリアムの価格上昇が反映されている。
ただし、まだビットコインとイーサリアムの現物ETF双方とも、年初来では流出が流入を上回っている状況だ。2026年初来で、ビットコイン現物ETFは約29億ドル(約4,600億円)の純流出、イーサリアム現物ETFは約1億9,180万ドル(約300億円)の純流出である。
今後のビットコイン相場については慎重な見方も存在。例えば、Decryptによるとコインシェアーズのリサーチ責任者であるジェームズ・バターフィル氏は、市場環境は良好であるものの、大口保有者による買い集めの動きはまだ限定的であり、持続的な上昇を確認するには不十分だと述べた。
8万ドルを確固として突破するには、FRB(米連邦準備制度理事会)の政策リスクが「さらなる金融引き締め」から遠ざかったことを示す、より明確な証拠が必要になるだろうとしている。


