現実資産(RWA)トークン化企業の米セキュリタイズは、資産運用会社の米ノイバーガー・バーマンと提携し、高利回り債券に投資するトークン化ファンド「Neuberger Securitize High Income Tokenized Fund(HINC)」を立ち上げたと発表した。同ファンドは、ノイバーガー・バーマンが手掛ける初のトークン化ファンドとなる。
HINCは、アバランチ、イーサリアム( ETH )、ソラナ( SOL )、スイの4つのブロックチェーンで提供され、セキュリタイズがファンドの発行や名義書換代理業務、ファンド管理業務などトークン化に関わる機能を担う。
利用対象は適格投資家に限られ、セキュリタイズの登録済みプラットフォームを通じた本人確認等の手続きを要件とする。
固定利回り分野は、トークン化の活用が急速に広がっている領域だとしている。米ノイバーガー・バーマンは1939年設立の従業員保有による独立系資産運用会社で、6,000億ドル超の資産を運用しており、固定利回り部門は数十年にわたる市場サイクルを経て、リサーチ主導の多様なソリューションを提供する事業に成長してきたという。
HINCは資産の大半を高利回り債(ハイイールド債)に投資し、残りをローン担保証券(CLO)や銀行ローンなど、その他の高利回り資産に配分する設計だ。
機関投資家によるトークン化資産への関心は、世界的な資産運用会社を中心に高まっているという。セキュリタイズは自社を「世界最大のトークン化プラットフォーム」と位置付けている。
同社は、BUIDLやVBILLなど複数のファンドを通じて40億ドル超の資産を取り扱い、米ブラックロックや米モルガン・スタンレーの出資を受けるニューヨーク証券取引所上場企業だ。
なお、セキュリタイズは7月27日、完全子会社のセキュリタイズ・キャピタルを通じて、米SECから登録投資顧問(RIA)としての資格を取得したと発表した。同社は既にSEC登録のブローカー・ディーラーや名義書換代理業務、ファンド管理サービスなどを提供している。


