ブラジル中央銀行は7日、詐欺対策を目的とした新たな規則により、一部の仮想通貨の送金を最大24時間遅延させると発表した。ロイターが報じた。
新規則は、1万ドルを超える送金のうち、海外の仮想通貨企業または自己管理ウォレット宛てのものを対象とする。基準額は1回の送金額に加え、同一顧客の1日の送金総額でも判定される。
中央銀行は、ステーブルコインを含む仮想通貨が金融詐欺で得た資金を短時間で移動させる手段として広がっていることを踏まえ、今回の規則を導入したと説明した。
同規則は来年施行される。中央銀行はまた、リスク管理方針に基づき追加の確認を要すると判断した他の取引にも、同様の遅延を適用できるとしている。
仮想通貨関連の規制強化はこれが初めてではない。ブラジル中銀は4月30日にも、国際決済・送金サービス「eFX」の新規則の一環として、規制下の国際送金における仮想通貨の使用を禁止すると発表していた。
この措置も送金自体を禁じるものではなく、監視強化が目的とみられていた。今回の新規則についても、中央銀行は資産の凍結ではなく、送金を永久に停止するものでもないと説明した。


