鎌倉インターナショナルFC(通称:鎌倉インテル)は24日、「鎌倉スタジアムNFTプロジェクト」に関連する特許を取得したと発表した。2025年9月17日に出願していたもので、スタジアムの区画とNFT保有者をブロックチェーンで自動的に紐づける仕組みが特許として認められた。
特許は、スタジアムなど特定の空間を複数の区画に分割し、各区画に紐づく仮想的な権利をブロックチェーン上でユーザーと関連付ける仕組みに関するものだ。AIやセンサーでプレーやイベントの発生位置を検出し、スマートコントラクトを通じて該当区画の権利者に特典や報酬を自動付与する設計となっている。
鎌倉インテルは2025年から同プロジェクトを展開し、フィールドの「1㎡」をNFTとして販売してきた。NFT保有者は自身の区画でゴールやシュートなどのプレーが発生した際にリワードを受け取れる仕組みを導入しており、今回の特許はこの体験を支える技術的基盤を守り、他クラブや他競技、他産業との連携を進めやすくする狙いがあるという。
プロジェクトではスタジアムのグラウンド(102m×64m)の合計6528平米を対象に、同数のNFTを発行している。それぞれのNFTには固有の区画番号が割り当てられ、保有者はデジタル上でその1㎡を所有する形になる。
NFT市場全体では数年前のような投機的な盛り上がりは沈静化している一方、国内ではスポーツやファンコミュニティの分野で実用的な活用事例が増えている。今回の鎌倉インテルの取り組みも、現実空間での出来事をデジタル上の価値に変換する仕組みとして、こうした流れに位置づけられる。
四方氏は「今回の特許出願は、他者を排除するためのものではなく、この分野に最初に挑戦した私たちが排除されずに共創を続けるために行った」と述べた。その上で、技術を通じて新しいスポーツ体験やファンコミュニティをつくる企業・団体との連携を深めたいという考えを示した。
鎌倉インテルは特許取得にあわせ、ゲーム要素の開発やUX・CRM設計、他クラブ・他競技への展開パッケージ化などの分野を中心にスポンサーや協業パートナーの募集を進めている。


