韓国のデジタル資産専門メディア、デジタルアセットが24日に報じたところによると、OKXとバイビット(Bybit)を含む少なくとも29の海外仮想通貨(デジタル資産)取引所が、韓国国内のグーグルプレイストアで新規インストールできない状態になっていることが判明した。
グーグルプレイストアでの設置不可は、サムスンのギャラクシーなど韓国国内のアンドロイド端末での新規インストールができないことを意味する。
同メディアが、仮想通貨情報プラットフォームのコインマーケットキャップが選定する上位50の海外デジタル資産デリバティブ取引所を対象にプレイストアでの対応状況を確認した結果、50社のうち29社が新規インストール不可だった。29社の内訳は、検索結果自体が表示されないのが17社、「使用できない」という文言が表示されるのが6社、「居住地域では使用できない」という文言が表示されるのが6社だった。
設置不可の29社のうち、韓国金融委員会傘下の金融情報分析院(FIU)が未登録の仮想通貨事業者(VASP)として捜査機関に通報したのはMEXCやクーコイン(KuCoin)など14社だという。残る取引所についてはFIUが捜査機関へ通報していないにもかかわらず、グーグルプレイストアでの設置が遮断された形となっており、大手取引所OKXやバイビットなどが含まれる。
グーグルプレイは昨年3月、韓国当局の要請を受けて海外取引所アプリの遮断を開始した経緯がある。ただし当局は全ての海外取引所の遮断を要請したわけではなく、国内で無登録のまま営業する外国仮想通貨事業者のアプリを対象としたものだったという。この際の要請により、クーコインやMEXCなど17の海外取引所アプリが遮断された。
今年1月からはグーグルプレイの方針が変更され、FIUに仮想通貨事業者として登録されていない全てのアプリの国内対応が停止される仕組みになった。しかし、これは当局の要請ではなく、グーグル側の自主的な判断によるものだと確認された。この方針変更が伝わると、韓国国内でVASP登録をしていないバイナンスやOKX、バイビットなど大手海外取引所についても遮断への懸念が広がった。
グーグルプレイストアで新規インストールができなくなることは、ウェブサイトやアップルのアップストアでの接続・設置まで遮断されることを意味するものではないが、ウェブ接続の遮断可否は放送通信審議委員会が判断する事項であり、アップストア側が独自の海外取引所遮断方針を発表したとの情報はない。