予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)は6月8日からの週に、名目の週次取引高が約51.4億ドル(約8,242億円)に達し、過去最高額を更新した。
この週は、現地時間11日からサッカーのワールドカップが開幕。また、同13日まで米プロバスケットボール「NBA」のファイナルも行われており、最近はスポーツに関する賭けの需要が取引高を押し上げているようだ。
以下のグラフは「token terminal」のデータで、カルシにおける週次の名目取引高を表している。表示の幅は全期間に設定しており、6月8日からの週に最高記録を更新したことがわかる。
また、5月には月次の名目取引高も180億ドル(約2.9兆円)近くまで増え、過去最高額を更新した。
なお、サッカーのワールドカップの開催で予測市場の需要や取引が増えると見込まれることは以前から指摘されていた。12日にはバーンスタインが、ワールドカップが賭け・予測市場セクター過去最大の取引量・取引額の触媒になるとのレポートを公表している。
また、ブルームバーグは15日、カルシが独自のAI(人工知能)エージェントを開発したと報じた。カルシの共同創設者であるルアナ・ロペス・ララ氏がインタビューで明かしたという。
ブルームバーグによれば、カルシがこのAIエージェントのことを公表するのは今回が初めて。AIエージェントは「ハリソン(Harrison)」と社内で呼ばれ、カルシの内部における複数の業務を担っている。
例えば、主要なニュースをまとめたり、競合他社がどんなサービスを提供しているかを分析したりする業務を担当。また、カルシがどんな契約を上場すべきか、流動性を提供するユーザーへの報酬をどこに重点的に配分すべきかについて提案も行っているという。
他にも、予測市場の契約における文言に関する問題についてサポートを行うなど、運営を内部で支えているようだ。


