暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは15日、ビットコイン(BTC)はおそらく底を打ったとの独自見解を示した。ビットコインの底打ち時期については業界の中でも意見が分かれている。
アームストロング氏は、ビットコインは「デジタルゴールド」であり、将来的に経済の重要な一部分になると意見。自分は引き続きロングポジションを維持するとも表明している。
また、誰にも確実なことは言えないと留保しつつ、「直感的にはビットコインは6万ドル付近で底を打ったと思う」と主張した。2030年には、現在よりもはるかに上昇していると楽観的に見ているとも続けた。
アームストロング氏はビットコインの4年サイクルチャートを提示し、現在の状況が過去のサイクルと類似していると指摘している。
4年サイクル説は、ビットコインの半減期が4年ごとに訪れることと関連して、ビットコイン市場が弱気相場と強気相場を繰り返すという説である。
アームストロング氏のシェアしたチャートによると2021年から2022年にかけて弱気相場が到来し、その後2025年にかけて上昇。もし過去のパターンが当てはまるとすれば現在は弱気相場ということになるが、この部分は未確定で「?」と記入されている。
ビットコインの底打ち時期については、専門家の間でも見解が分かれているところだ。
スタンダードチャータード銀行のデジタル資産調査グローバル責任者ジェフリー・ケンドリック氏は13日、ビットコインは5万9,375ドルで今サイクルの底値を付けたと見解を示した。
ビットコイン・トレジャリー企業最大手ストラテジーによるBTC買い増し、米国ビットコイン現物ETF(上場投資信託)への資金純流入、原油価格の続落を背景にこの判断を行っている。
一方でギャラクシーデジタルのリサーチ部門は12日、過去のサイクルのデータを参照し、基本シナリオでは今回のサイクルは「底打ち時の実現価格からのMVRV比率」が0.75〜0.86の範囲で底を打つと予想。これは4万ドルから4万6,000ドルの範囲となり、2026年第4四半期(10~12月期)までの間に到来するとしている。
また、仮想通貨アナリストのベンジャミン・コーウェン氏は、過去2回のサイクルは、それぞれ安値から1,059日目と1,168日目に価格のピークを迎えたと指摘。現在のサイクルは1,162日目にピークを迎え、歴史的なレンジ内に収まっていると述べた。
その上で、間違っている可能性もあると認めつつも、これまでの周期を当てはめると、ビットコインのサイクル底値が到来するのは2026年10月だと意見している。なお業界には、機関投資家参入などの要因により4年サイクル説は当てはまらなくなってきたとする見方も存在する。


