暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)仮想マシン(SVM)を用いて構築されたレイヤー1ブロックチェーンSolayerは5月21日、永久先物取引プラットフォーム「Margin Trade」のメインネットを立ち上げたと発表した。
ローンチ時には仮想通貨、金、銀、原油などの商品(コモディティ)、米国株式市場全体のパフォーマンスを追跡する合成指数であるMT500などの永久先物を取り扱う。
ユーザーは、単一の証拠金口座を通じて仮想通貨、商品、株式といった複数の種類の資産を取引することができる。また、将来的には個別株やボラティリティ商品の展開も予定される。
Solayer Labsのジョシュア・サム最高製品責任者は「今日のほとんどの無期限先物取引インフラは個別の市場や分散した証拠金口座で分断されている」と指摘し、次のように続けた。
1つのオンチェーン口座で、世界の様々な資産を取引できるようにしたいとの意気込みを示した格好だ。
Solayerは、トレーディングコンテスト、ランキングシステム、紹介制度に基づくインセンティブプログラムの導入も計画している。
また、今回のローンチはリアルタイム金融アプリ分野に本格参入する動きの一環だと述べた。最近Solayerはステーブルコイン決済サービス「Solayer Pay」や、高スループット(一定時間内に処理できる取引量が多いこと)のオンチェーンアプリを支援する3,500万ドル(約56億円)のエコシステムファンドを立ち上げている。
Solayerは、ソラナ発のリステーキングプロジェクトとして始まり、現在は高速な金融特化型SVMチェーンを目指しているプロジェクトだ。
ソラナ財団も2日、「永久先物取引は仮想通貨における最も重要な金融プリミティブの一つだ」との見方を示し、フルオンチェーンの永久先物取引を構築するチームへの支援を表明している。
ブロックチェーン上の永久先物取引所では、特にハイパーリキッドが急速に台頭しているところだ。2023年に立ち上げられたが、2025年には年間で約2.9兆ドル(約464兆円)の永久先物取引高と、約8億ドル(約1,280億円)の手数料収益を記録している。
ハイパーリキッドがオンチェーン永久先物市場の需要を証明したことが、今回の「Margin Trade」の立ち上げにつながった可能性もある。