オンチェーン分析のLookonchainは3日、トム・リーが率いるビットマインとマイケル・セイラーが率いるストラテジーの含み損状況を公表した。ビットマインが保有する541万6,901ETHは取得コストを下回り、含み損は約89億ドルに達した。ストラテジーが保有する84万3,706BTCについても約76億ドルの含み損を抱えている状況だ。
足元の相場は6月2日にビットコインが約6%下落して6万7,000ドル台まで滑落し、ETHも2,000ドルを割り込むなど下押し圧力が強まっている。これにより、両社の保有コストと現在値との乖離が広がった。
ビットマインは現在、ETH流通供給量の約4.49%にあたる541万ETHを保有する世界最大の法人ETHトレジャリーだ。
5月26日時点の最新アップデートによると保有総額は約100億ドルで、うち471万ETHをステーキングに回しており、年換算で約2億5,800万ドルのステーキング収益を見込む。
トム・リーは同社独自のMAVAN(Made in America Validator Network)プラットフォームを通じたステーキング収益を強調しており、「ETH価格はファンダメンタルズの改善を反映していない」との立場を崩していない。
一方、ストラテジーは6月2日、2022年以来初めてBTCを売却したことを明らかにした。売却数量はわずか32BTC(約250万ドル相当)で、84万3,700BTCを超える保有量の0.004%にとどまる。
同社は優先株の配当支払いに充当したと説明しており、専門家らも経済的な影響は軽微とみている。トム・リーはこの売却について「相場の底打ち局面で典型的に見られる行動だ」と述べ、現在の下落はサイクルの終わりではなく底値圏の兆候だとの見方を示した。