ブラックロックのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は5月29日、ビットコインのボラティリティと金との相関性が急速に近づいていると自身のXに投稿した。同氏はこの動きを「あまり報道されていないが、今の荒れた相場におけるポジティブな変化の一つ」と評した。
バルチュナス氏が示したデータによると、IBITの運用開始以来の60日ヒストリカル・ボラティリティは、金ETFの水準に向けて継続的に低下している。
ビットコインが従来のリスク資産から「デジタルゴールド」としての性質を強めていることを示すデータとして、機関投資家の間で注目が集まる可能性がある。
相場の荒れが続く中でも、IBITのパフォーマンスは株式市場を大きく上回っている。
バルチュナス氏によると、IBITはイラン関連の地政学的緊張が高まって以降も株式をアウトパフォームしており、ブラックロックがビットコインETFの申請を行った時点からの累計リターンはSPY(米国株S&P500に連動するETF)比2倍超に達している。
ビットコインのボラティリティ低下は、機関投資家がポートフォリオにビットコインを組み込む際の心理的ハードルを下げる要因になり得る。
インフレヘッジや地政学リスクへの分散手段として金が果たしてきた役割をビットコインが代替しつつあるとの見方を補強する動きとして、市場関係者の関心を集めている。