世界最大のデリバティブ取引所である米国のCMEグループは7日、公式プレスリリースにて、アバランチ(AVAX)およびスイ(SUI)の先物取引を2026年5月4日に開始すると発表した。規制当局の審査を条件とする。
CMEが提供する契約は、AVAXについて標準(5,000AVAX)とマイクロ(500AVAX)の2種類、SUIについては標準(50,000SUI)とマイクロ(5,000SUI)の2種類となる。小口・大口双方の市場参加者が取引しやすいよう、契約サイズに幅を持たせた設計だ。
今回の上場は機関投資家によるアルトコインのリスクヘッジ手段を広げる。CMEの仮想通貨先物の3月の日次平均名目取引高は約80億ドルと前年同月比19%増を記録しており、規制された市場への資金流入が加速していることを裏付けている。
CMEは近年、カルダノ、チェーンリンク、ステラなどの先物を相次いで上場しており、アルトコイン先物ラインナップの整備を積極的に進めてきた。
また2026年5月29日からは、仮想通貨先物・オプション全商品を週2時間のメンテナンスを除き24時間365日取引可能にする計画も発表済みで、週末のリスク管理の空白を解消する狙いがある。
CMEの仮想通貨商品グローバル責任者ジョバンニ・ビチョーゾ氏は「新たな先物契約により、顧客の柔軟性と資本効率がさらに高まる」と述べた。ボラティリティ・シェアーズのジャスティン・ヤング最高経営責任者も「規制された市場の深化と利便性向上は、機関投資家から個人投資家まで全ての参加者に恩恵をもたらす」と支持を表明した。