ソラナ基盤の分散型取引プラットフォーム、ドリフトプロトコル(Drift)が1日、大規模なエクスプロイト被害を受けたとオンチェーンデータが示している。被害額は少なくとも2億ドル、一部の試算では最大2億7,000万ドル(430億円)に上るとされる。
ドリフトは公式Xアカウントにて「プロトコル上で異常な動きを確認しており、現在調査中だ。調査が完了するまで資金を預け入れないよう求める。これはエイプリルフールの冗談ではない」と声明を発表した。
オンチェーン調査機関ルックスオンチェーンは、攻撃者がソラナ上のDEXアグリゲーター、ジュピターを通じて盗んだ資産をUSDCに変換し、イーサリアムネットワークへブリッジしてETHを購入していることを確認。攻撃者は約4,200万ドル相当の1万9,913ETHを保有している模様だ。
攻撃はドリフトの複数のボールトを標的としており、JLPデルタニュートラル、SOLスーパーステーキング、BTCスーパーステーキングが対象となった。
オンチェーンデータによると、単一の送金として4,170万枚のJLPトークン(約1億5,500万ドル相当)が流出したほか、SOL、USDC、cbBTC、wBTCなど複数の資産もソルスキャンの記録により流出が確認されている。
ドリフトプロトコルはソラナエコシステムの中核を担うパーペチュアル取引プラットフォームであり、DeFiラマのデータによると総預かり資産(TVL)は5億5,000万ドルを超える。
今回の被害規模は、レクトのリーダーボードによるとオンチェーン仮想通貨ハックの中でも上位に位置し、ソラナ上では3億2,600万ドルのワームホールブリッジ事件に次ぐ大規模案件となる可能性がある。