韓国コスダック上場の仮想資産トレジャリー企業ビットマックスは18日、保有するビットコイン( BTC )を海外取引所に移送したことを巡り浮上した売却観測を全面否定する公式声明を発表した。
声明は洪相赫代表取締役名義で公式サイトに掲載。「保有中のビットコインを1枚も売却していない」と明言した上で、国内最大手銀行系カストディアンから資産を引き出しBybitやバイナンスなど海外取引所に移送した行為について、「セキュリティ強化と運用効率化を目的とした分散保管措置だ」と説明した。
また、自社のウォレットアドレスが外部に漏洩した事実はないとしながらも、主要なセキュリティ情報が市中に出回る可能性に備えた「先制的な対応」だったと強調した。
今回の騒動の発端は韓国紙・毎日経済が報じた、同社が1月中旬から2月下旬にかけてビットコイン全保有量を複数回に分けて海外取引所に送金したとするスクープ記事。
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報道を受け、ある匿名のブロックチェーン専門家が「損失を抑えながら組織的に売却する前段階の可能性がある」と指摘していた。なお同社はこの報道の一部に誤りがあるとして訂正要請を行い、修正を受けたとも述べている。
同社は2025年第3四半期に5200万ドルの純損失を計上し、コスダック市場では3月9日に株式売買取引も一時停止されている。声明では「2026年の事業成長と財務構造改善に向け全役職員が最善を尽くす」と結んでいる。
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