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ビットコイン現物ETF保有者、機関需要回復も平均約75万円の含み損=分析

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CryptoQuantのアナリスト、Axel Adler Jr.氏は17日、米国ビットコイン( BTC )現物上場投資信託(ETF)の保有者が依然として平均5,174ドル(約75万円)の含み損を抱えていると指摘した。機関投資家による買い戻しが進む一方、価格上昇の妨げとなる構造的な売り圧力が意識されている。

ビットコインは3月17日に76,000ドルを記録し、2月上旬以来の高値を更新した。ETFへの資金フローも回復基調にあり、SoSoValueのデータによると、3月13日までの週のビットコインETFへのネット流入額は7億6,700万ドルに達し、3週連続のプラスを記録した。米国スポットビットコインETFの総純資産は918億ドルとなり、累計ネット流入額は561億ドルに達した。

週間流入額の約78%はブラックロックのIBITが牽引しており、同ファンド単独で6億100万ドルを集めた。この間に機関投資家は合計で約26,600ビットコインをETFポジションに積み増し、総保有量を約2%押し上げた。

ただし同氏が最も重視するのは、ETF保有者全体の平均取得コストを示す「実現価格」79,962ドルという水準だ。現在の価格との差がそのまま含み損となっており、この水準に近づくにつれ損益分岐点に迫る投資家が増加し、売り圧力が生じやすくなると警告する。

同氏は「79,962ドルを終値で上抜け、かつETFネット流入が1日あたり2,000ビットコイン以上を持続すれば、本格的な局面転換のシグナルとなる」と述べており、80,000ドル台が当面の重要な関門となりそうだ。

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