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イーサリアム財団とVirtuals Protocol、AIエージェント間取引規格「ERC-8183」を発表

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イーサリアム( ETH )財団のdAIチームとVirtuals Protocolは10日、AIエージェント間の商取引を標準化する新たなイーサリアム規格「ERC-8183」を共同で策定した。

ERC-8183は、AIエージェント同士が信頼なしに取引を完結できる仕組みを提供する。中核となる概念は「Job(ジョブ)」と呼ばれる取引単位で、クライアント・プロバイダー・エバリュエーター(評価者)の3者で構成される。

取引の流れはシンプルだ。クライアントが資金をスマートコントラクトのエスクロー(第三者預かり)に入れ、プロバイダーが仕事を実行・納品し、エバリュエーターが成果物を審査する。合格であれば報酬が自動的にプロバイダーへ支払われ、不合格の場合はクライアントに返金される。期限切れの場合も資金は自動的に返還される仕組みだ。

エバリュエーターはAIエージェントでも、スマートコントラクトでも、マルチシグウォレットでも対応可能。また「フック」と呼ばれる拡張機能により、入札型の仕事発注や評判スコアに基づく参加制限など、多様なユースケースへの対応も可能としている。

同規格はエージェントのオンチェーン身元・評判管理を担う「ERC-8004」と組み合わせることで、AIエージェントが互いを発見し、取引し、評判を積み上げるエコシステムの基盤となることが期待される。

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AIエージェントと仮想通貨を組み合わせた市場は急速に拡大している。調査会社CV VCによると、AI×仮想通貨市場の時価総額は2024年末の約140億ドルから2025年半ばには200〜390億ドルに拡大した。

エージェント同士の取引需要も高まっており、Virtuals ProtocolのACP(Agent Commerce Protocol)はすでにエージェント間の通信とタスク分配の標準的な枠組みとして機能しており、エージェント商取引の整備が業界全体で進んでいる。

一方で課題も残る。AIエージェントがブロックチェーン上で実際の資産を保有し、未知の相手と取引を行う場合、身元確認・評判管理・安全な価値移転の仕組みが不可欠とされている。ERC-8183はこうした課題に対応するオープンな基盤として注目される。

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