米資産運用最大手ブラックロックが、ステーキング報酬を獲得できる新しい仮想通貨ETF「iShares Staked Ethereum Trust ETF」をSECに申請した。現行の現物ETF(ETHA)に加え、運用益を投資家へ還元する新ファンドの構築を目指す。
申請に合わせて同社のオンチェーン活動も活発化しており、直近48時間で2万2,661ETH(約4,500万ドル)がCoinbase Primeへ送金されたことが明らかとなった。これは新ETFの正式ローンチを見据えた戦略的な資産蓄積の動きと見られている。
投資環境も追い風となっており、ハーバード大学基金(HMC)がブラックロックの既存ETF「ETHA」に約8,680万ドルの新たなポジションを構築した。機関投資家がポートフォリオの一部をビットコインからイーサリアムへ分散させる動きが鮮明となっている。
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申請書類によると、新ETF(ETHB)は運用資産の70%〜90%をステーキングし、年率3〜5%程度のネットワーク検証報酬を投資家へ提供する仕組みだ。
現在はSECによる審査段階にあるが、先行するグレースケールの承認事例もあり、早期の運用開始が期待されている。ブラックロックの参入は、仮想通貨ステーキングが主流派金融(マスアダプション)へ移行するための重要な一歩となるだろう。
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