暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )の世界最大のトレジャリー企業であるストラテジー社は5日、2025年4Q(10月から12月)の収支報告会を開催した。
この収支報告会で同社のフォン・レ(Phong Le)CEOは、ビットコインの価格が8,000ドル(約126万円)まで下落(マイナス90%)し、5年〜6年の間その水準で推移し続けないと、転換社債の返済に問題は起きないと説明。同社の財務に対する懸念の払拭に努めた。
ストラテジー社は同日に4Qの決算を発表。4Qの営業損失は174億ドル(約2.7兆円)となり、前年同期の10億ドルから大幅に拡大しており、これにはビットコインの未実現損失が含まれていることなどを報告していた。今回の収支報告会は、この決算発表後に行われたものである。
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レ氏は今回、想像しがたい市況であることを前置きした上で、ビットコインの価格が8,000ドルまで下落しないかぎり、保有ビットコインの価値が純負債と等しくならないと説明した。
もしビットコインが8,000ドルまで下落した場合は、保有するビットコインで転換社債が完済できなくなると説明。その場合は、追加で株式や社債を発行することを検討しなくてはならなくなると述べている。
上述した5年〜6年の間8,000ドルの水準を維持するという条件については、収支報告会の後半で付け加えている。
また、今回の収支報告会では、アンドリュー・カン最高財務責任者が174億ドルの営業損失などに言及し、こういった損失は明らかにビットコインの四半期末における価値の下落によって引き起こされていると説明した。
この点についてカン氏は、四半期ごとの差が大きくなりうるが、同社の戦略は長期的な計画に基づいていることを強調することが重要であると説明。そして、最近見られるような短期的な価格変動に耐えられるように戦略を構築していると述べた。
その上で、価格変動が大きい市況でも同社の戦略を実行していくことが重要であると説明している。
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