米国で上場しているエックスアールピー（ XRP ）現物ETF（上場投資信託）が、11月14日の取引開始以来、全取引日で純流入を記録し続けている。12月8日時点で累計純流入額が9億3,539万ドル（約1,459億円）に達した。
カナリー・キャピタル、グレイスケール、ビットワイズ、フランクリン・テンプルトンが運用する4つのファンドが流入額の大部分を占めており、上場以来一度も資金流出が発生していない。
クオンタム・エコノミクスの創設者マティ・グリーンスパン氏は「この勢いは確実に続き、まもなく10億ドルの節目に到達するだろう」と述べ、上場1カ月足らずで10億ドルを突破する見通しを示した。
上場以来連続の純流入は、XRPトークンの価格下落局面でも機関投資家の買いが継続していることを示している。
一方でETFを通じて保管されるXRPがすでに流通供給量の約1%に達しており、専門家は、このレベルでの継続的な蓄積が将来的な供給逼迫につながる可能性があると指摘している。
関連： XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録オンチェーン活動が急増＝CryptoQuant分析
XRP現物ETFは主要仮想通貨商品の中で最も急速に成長しているカテゴリーとして注目を集めている。
12月2日、2週間弱で累計流入額8億2,400万ドル（約1,277億円）を突破し、仮想通貨ETF史上2番目の速さを記録した。XRPは8億ドルを突破した仮想通貨としてビットコイン、イーサリアムに続き3番目となる。
ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は上場後数カ月以内に10億ドル規模になると予想し、キャナリー・キャピタルのスティーブ・マクラーグCEOも50億〜100億ドルの流入を集める可能性があると予測している。
関連： XRP現物ETF、2週間弱で約1200億円規模に到達仮想通貨ETF史上2番目の速さ
